日本テレコムpresents
「七人ぐらいの兵士」

作:生瀬勝久 演出:水田伸生

CAST&STAFF

美術:堀尾幸男   音楽:佐藤史朗
照明:黒尾芳昭  音響:早川毅  衣裳:三大寺志保美  宣伝美術:東学  
宣伝写真:森善之  舞台監督:澁谷壽久

出演者
明石家さんま、恵俊彰、一色紗英、深沢敦、温水洋一、八十田勇一坪田秀雄山西惇
中村育二、生瀬勝久

THEATER&SCHEDULE

東京公演

会場情報
公演日:
2000年8月29日(火)~9月3日(日)
会場名:
PARCO劇場
明石家さんま×生瀬勝久×水田伸生のカンパニー第1弾!
観客を爆笑と感動の渦に巻き込んだ伝説の抱腹絶倒の戦場コメディ。
戦時中の中国大陸。日本軍のとある駐屯地。一癖も二癖もある40才近い年寄りか体の弱い者などダメ兵士ばかりが集められた分隊があった。しかも全員が大阪出身。一旦戦地に派遣されたものの、あまりの役立たずぶりに再訓練となったのだ。
ダメ分隊のテコ入れのために派遣されてきた鬼軍曹・浜田の指揮の元、訓練に励んでいるが、誰もついていくことができない。
兵隊たちのリーダーは元漫才師の木下兵長(生瀬勝久)。木下は間もなく兵役が満期になり、日本に帰ることになっていた。
兵隊たちはそんな木下をうらやましがっている。
しかし、木下は演習中の銃の暴発で、大ケガをしてしまう。
野戦病院に運ばれた木下はそこで死んだ妹・さくらに生き写しの従軍看護婦・吉永花子(一色紗英)に出会う。
吉永に惹かれていく木下。
そして、そこでかつての漫才コンビのあいかた・水嶋上等兵(明石家さんま)との再会も果たす。
水嶋はかつて大事な高座をとばし、そのまま失踪して行方不明になっていた。木下の顔を見るなり逃げ出そうとする水嶋。
水嶋は余命幾ばくもない不治の病と診断され、日本に送還されようとしていたが、それは卑怯というにはあまりにも巧妙な仮病だった。
ウソと詭弁の天才・水嶋はあらゆる手を使って軍隊を逃げ出そうとしていた。
仮病を見破った木下は強引に水嶋を軍隊に引き取り、自らの除隊も延期してしまう。
実は、木下は演習中に事故にみせかけて水嶋を殺してしまおうと計画していたのだ。
一方、水嶋はお得意の口八丁で、分隊の兵隊たちの人気と信頼を勝ち得ていった。
そんな中、軍曹とともにやってきたもう一人の新顔・片岡一等兵が「皆さん、脱走しませんか?」と言い出した。
片岡は脱走計画を練っていたのだ。それはもうじきやってくる慰問団に紛れて脱走するというものだった。
しかし、その時、水嶋が口をはさんだ。
脱走なんかしなくても、正々堂々と日本に帰る方法があるというのだ。
水嶋のこの言葉が兵隊たちの気持ちに火をつけてしまい…。
水嶋のいう、正々堂々と日本に帰る方法とは何なのか?
果たして彼らは帰国することができるのか?
そして木下は水嶋を殺すことができるのだろうか…?