「橋を渡ったら泣け」

作/土田英生 演出/生瀬勝久

CAST&STAFF

出演者
大倉孝二、奥菜恵、八嶋智人、小松和重、鈴木浩介、岩佐真悠子、六角精児、戸田恵子

THEATER&SCHEDULE

東京公演

公演日開演時間
3/5(月)19:00
3/6(火)19:00
3/7(水)14:00
19:00
3/8(木)休演日
3/9(金)19:00
3/10(土)14:00
19:00
3/11(日)14:00
3/12(月)休演日
3/13(火)19:00
3/14(水)14:00
3/15(木)19:00
3/16(金)19:00
3/17(土)14:00
19:00
3/18(日)14:00
3/19(月)休演日
3/20(火)19:00
3/21(水)14:00
19:00
3/22(木)休演日
3/23(金)19:00
3/24(土)14:00
19:00
3/25(日)14:00
3/26(月)休演日
3/27(火) 19:00
3/28(水)14:00
19:00
3/29(木)14:00
会場情報
公演日:
2008年3月5日(月)〜3月29日(木)
料金:
S席8,500円 A席7,000円 コクーンシート4,000円(全席指定・税込)
会場名:
Bunkamuraシアターコクーン

「橋を渡ったら泣け」
公開舞台稽古レポート

本日3月4日(日)12時過ぎ、渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて、
土田英生・作、生瀬勝久・演出『橋を渡ったら泣け』の公開舞台稽古が行われました。
それに先立って、演出の生瀬勝久、出演の大倉孝二、奥菜恵、八嶋智人、戸田恵子の5人が出席し、
囲み取材が行われました。非常に和気藹々とした雰囲気で、仲の良い様子が伝わる会見となりました。

その中で生瀬は、演出について「これだけの個性あふれる出演者をまとめあげるのは、
大変は大変ですが、やはり皆さん達者ですから、楽しいですよ」と語りました。
また見どころについては「近未来のSFチックな話ですが、非常に身近な話だと思います。
色んなキャラクターが出てくるので、自分がそういう立場になったらどう思うかなと、
想いをはせることができるお芝居だと思います。
難しいお芝居ではないので、ぜひ観に来ていただけたらなぁと思います。」と語りました。

奥菜は、「(生瀬の)演出は初めてですが、生瀬さんの舞台は何回か見させていただいていて、
大好きな俳優さんだったので楽しみでした。信頼できる方です。」と語りました。

八嶋は、「奥菜さんが可愛い」と絶賛。
生瀬が「役での必要以上に触らないようにと注意しました(笑)」と語りました。
プライベートでも交友のある戸田については
「キャストの中で一番キャリアが長く、そして一番頭がやわらかい。
稽古中に精神的なイニシアティブをとっていただいていて、頼もしいです。
共演は初めてなのですが、これだけトップランナーでいる理由がわかりました。」

戸田は、生瀬について「(舞台)『なにわバタフライ』の時に関西弁の指導をしていただきました。
そして生瀬さんの麻雀教室に時々ご一緒させていただいていて、
おかげ様で(関西弁も麻雀も)大変上達しました。
今回も演出していただいたので、師匠のような感じですね。」と語りました。

大倉は派手な水色の客船の船長の衣裳で現れ、
他のメンバーに「1人タイタニックみたいだ」と突っ込まれ
笑いを誘っていましたが、公演についてメッセージを求められると
「観に来てください。あとはパンフレットも買ってください(笑)」とアピールしていました。

【解説】
現在、最も注目を集める劇作家、土田英生の会心作。
隔離された状況での人間関係がコミカル且つリアルに描かれる群像劇『橋を渡ったら泣け』が
多彩な実力派キャストを得て、3月シアターコクーンにて上演!
出演には、大倉孝二・奥菜恵・八嶋智人・小松和重・鈴木浩介・岩佐真悠子・六角精児・戸田恵子といった
演劇ファンの心をくすぐる面々が顔を揃えました。
そして、演出を手掛けるのは個性派俳優・生瀬勝久!
魅力的なキャストを得て、軽妙な笑いの奥に人間の暗部を垣間見せる戯曲に生瀬勝久が挑みます!

【STORY】
──目が覚めたらまわりは海だった……。
明日かもしれない近い未来、日本は未曾有の大災害に襲われた。
政府もマスコミも機能しないまま壊滅、生き残った数少ない人間は、何の情報も救助もないまま、
瓦礫の中、自分達の力で生きていくことを迫られた──。大地震から1ヵ月以上が過ぎた。
ここ、信州・乗鞍岳の近くでは、たまたま観光に来ていた人、勤務先があった人など、
7人がコミュニティをつくり、共同生活を送っていた。
食品会社の倉庫にあった缶詰と湧き水で命をつなぎながら、4人の男と3人の女は、
未来への緩やかな絶望を身につけながらも、意外とのんびり暮らしていた。
そこに、ひとりの男がやってくる。パンダの観光船で流れ着いたというその男は、
閉塞し始めていた集団に、自分達以外にも生きている人間がいたという希望と新しい風をもたらす。
コミニュニティは心機一転するかに見えたが・・・・・・。