東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン

2006年の本屋大賞受賞、テレビドラマ化、映画化など、形を変えてさらに多くの人々の心を打ち社会現象にまでなったリリー・フランキー作 『東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン』がついに舞台化!!
北九州を皮切りに東京、大阪、名古屋、新潟で上演します！

空間ビジュアルの美しさとスピード感溢れる演出で、大劇場から小劇場までエンターテインメント性の高い作品作りを続けるＧ２、脚本に若手実力派の先陣を切って活躍中で、テレビ、映画界からも注目のモダンスイーマーズ・蓬莱竜太を起用。
そしてキャストには、「ボク」に萩原聖人、「オカン」に加賀まりこ、「彼女」に石田ひかり、「オトン」に林隆三ら豪華キャストに加え、猫のホテルから千葉雅子、M.O.P.から三上市朗、八十田勇一、NYLON100℃から新谷真弓、モダンスイマーズから津村知与支らと小劇場出身の人気・実力派が揃いました。
多方面から俊英を迎え、さらに新しい『東京タワー』の世界が誕生します。

あの頃ボクらが見ていたものはどんな風景だったのだろう…。
それはまるで、ど真ん中に突き刺さっている。東京の中心に、ボクらの憧れの中心に。
この話は、かつてそれを目指したけど弾き飛ばされて故郷に戻っていったボクの父親と、同じようにやってきて帰る場所を失ってしまったボクと、
そして、一度もそんな幻想を抱いたこともなかったのに東京に連れて来られて、
戻ることも、帰ることもできず、東京タワーの麓で眠りについた、ボクの母親のちいさな話です。

(原作より・扶桑社刊）